令和7年度特別企画展「戦後80年 各務原市と太平洋戦争～風化させない戦争の歴史～」

各務原市域は、大正6(1917)年の飛行場開設以来、航空機産業の町として発展していました。しかし、その発展がゆえに、太平洋戦争における米軍の空襲で、飛行場や工場、格納庫を狙った精密爆撃を受けています。特に昭和20(1945)年6月22日、26日の「各務原空襲」の被害は大きく、市域の航空機産業は壊滅的な被害を受けました。
戦後80年。戦争に関する情報を風化させることなく、歴史として将来に繋いでいく必要があります。近年の調査によって新たに分かった情報や市に寄贈された資料を初公開し、各務原市と太平洋戦争について考えていただく機会として、特別企画展を開催します。
 

開催期間

令和7年8月9日（土曜日）～ 8月17日（日曜日）

開催時間

午前9時30分 ～ 午後5時

場所

産業文化センター あすかホール
施設案内を見る

入場料

無料

関連イベント

会期中、企画展会場でミニ講座と展示解説を行います。8月10日と17日は「豊の国宇佐市塾」が発見したB－29から撮影された各務原空襲の映像を、終日特別上映します。
どなたでも参加できます。各時間までに会場へお越しください。(事前申込不要・参加無料)

• ミニ講座(会場内セミナーブース)
  時間／午前11時～12時
  (注)8月11日(月曜日)のみ、午後2時からもミニ講座を開催します。

  8月9日(土曜日)	「P-51戦闘機撃墜と大戦末期の各務ヶ原飛行場」	福手一義(各務原空襲資料室調査員)
  8月10日(日曜日)	「記録映像から見た各務原空襲」	西村勝広(市文化財課)/福手一義
  8月11日(月曜日)	「親子で戦争を考える、絵本の読み聞かせ上映会」	岡田新吾(絵本作家)
  8月11日(月曜日) (注)午後2時	「あの時の記憶～伝承・各務原の戦時体験～」	小山澄人(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館支援ボランティア/特別アドバイザー)
  8月12日(火曜日)	「キャンプGIFUから自衛隊岐阜基地へ」	戸崎憲一(市歴史民俗資料館)
  8月13日(水曜日)	「那加町の昭和20年」	引地歩(木曽川文化史料館)
  8月14日(木曜日)	「各務原で行われた航空技術者教育」	鷲見隆司(木曽川文化史料館)
  8月15日(金曜日)	「各務原空襲の実際」	戸崎憲一
  8月16日(土曜日)	「親子で戦争を考える、絵本の読み聞かせ上映会」(注)8月11日(午前)と同内容	岡田新吾
  8月17日(日曜日)	「記録映像から見た各務原空襲」(注)8月10日と同内容	西村勝広/福手一義

• 展示解説(会場内展示ブース)
  時間／会期中毎日 午後3時から30分程度

令和7年度 各務原歴史セミナーを開講します

特別企画展に合わせ、「各務原の飛行場・航空機・戦争と人々」をテーマにした講座を開講します。(全3回)
下記リンク先の申込フォーム、または電話で歴史民俗資料館までお申し込みください。1講座のみの受講も可能です。

	日にち	会場	時間	演題	講師
第1回	7月26日(土曜日)	中央図書館4階 多目的ホール	午後1時30分～午後3時	「各務ヶ原飛行場の礎～フランス航空教育団と各務原～」	鈴木真二(東京大学名誉教授・あいち航空ミュージアム館長)
第2回	8月9日(土曜日)	産業文化センター2階 第3会議室	午後1時30分～午後3時	「各務原市の航空機産業が歩んだ道～焼野原から復興への軌跡～」	水嶋源司(川崎重工業航空宇宙システムカンパニー)
第3回	8月26日(土曜日)	中央図書館4階 多目的ホール	午後1時30分～午後3時	「戦時下の紙芝居 戦意高揚と庶民の戦争ー各務原を事例に」	大串潤児(国立歴史民俗博物館教授)

• 受講料／各回300円
• 定員／各回100人(申込順)
• 会場／第1・3回は市立中央図書館4階多目的ホール、第2回は産業文化センター2階第3会議室
• それぞれ申込締切日が異なりますので、ご注意ください。

• 第1回「各務ヶ原飛行場の礎～フランス航空教育団と各務原～」
• 第2回「各務原市の航空機産業が歩んだ道～焼野原から復興への軌跡～」
• 第3回「戦時下の大人向け紙芝居 戦意高揚と庶民の戦争ー各務原を事例に」

戦後80年展マイスター(ボランティア)を募集します

企画展会期中、来場者に展示解説をしていただく「戦後80年展マイスター」(ボランティア)を募集します。ご協力いただける方は、6月29日(日曜日)までに各務原市歴史民俗資料館へご連絡ください。

• 研修として、事前に企画展の見学と展示解説を行います。また、上記「令和7年度各務原歴史セミナー(全3回)」を無料で受講していただけます。
• 会期中、ご都合のよい日時に参加をお願いします。