住宅用火災警報器について

ページ番号1001334  更新日 令和5年8月2日

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住宅火災からあなたや家族の大切な命を守るために、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。

住宅用火災警報器条例適合率(令和5年6月1日時点)
全国:67.2% 岐阜県:63.1% 各務原市:54.0%

なぜ必要なの?

住宅火災が最も多く発生するのは深夜の就寝時間帯であり、死亡原因としては火傷ではなく一酸化炭素中毒によるものが最も多いと言われています。つまり寝ていると火災に気づくのが遅れ、気づいた時には煙が充満し逃げられない可能性が高いと言うことであり、高齢になるほどその可能性はますます高くなっていきます。
その「逃げ遅れによる死傷者」を無くすために、就寝中でも大きな警報音でいち早く火災を知らせてくれる住宅用火災警報器の設置が必要なのです。

住宅用火災警報器はどんな物?

住宅用火災警報器天井式のイラスト
煙式の天井用

大きく分けると「煙」に反応するタイプ(煙式)と「熱」に反応するタイプ(熱式)があります。寝室・階段は煙式のものを取り付けてください。なお、当市では台所は義務ではありませんが火災が発生しやすい場所なので、熱式のものを設置するよう努めてください。
また最近では、便利な機能として連動型があります。単独型は火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発しますが、連動型は配線式の物と無線式の物があり、火災を感知した火災警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての火災警報器が警報を発します。

どのような住宅が対象なの?

戸建住宅、共同住宅、長屋住宅、併用住宅の住宅部分が対象となります。
なお、共同住宅などで消防法の規制により自動火災報知設備が設置されている場合は免除されます。

どこに設置するの?

基本的な取り付け場所は、寝室や寝室を兼ねた部屋、2階などに寝室がある場合は階段にも設置が必要です。住宅用火災警報器は天井または壁に設置してください。

家全体の取り付け場所例のイラスト

天井に設置する場合の設置位置

壁から離した設置のイラスト

梁から離した設置のイラスト


壁またははりから0.6メートル以上離れた位置に設置する。

壁に設置する場合の設置位置

天井から離す距離のイラスト


天井から15センチメートル以上50センチメートル以内の位置に設置する。

換気口やエアコンなどの空気吹き出し口がある場合の設置位置

エアコンから離した設置のイラスト


1.5メートル以上離れた位置に設置する。

悪質な訪問販売にご注意を!

消防職員が火災警報器を訪問販売することはありません。消防職員のふりをしたり、「業者による点検が義務付けられた」などと偽って火災警報器を販売する悪質な訪問販売の被害が増えています。また、業者による取り付けや点検の義務もありません。
取り付けは、自分で簡単にできるものが多く、点検も自分で行えます。

(注)火災警報器など訪問販売は、購入後の無条件解約の申し出(クーリング・オフ)の対象となっていますので、一定期間内であれば契約の解除が認められています。

メンテナンスをしましょう

住宅用火災警報器にホコリなどが付くと火災を感知しにくくなります。半年に1回は掃除機などでホコリを取り、定期的に作動点検を行いましょう。
また、故障時や電池切れなどの警報音の種類、火災ではない時に警報が鳴った場合の停止方法は、一般社団法人日本火災報知機工業会ホームページの「住宅用火災警報器の警報が鳴った時の対処方法(下記参照)」からご確認ください。メーカー別の機種ごとに掲載されています。

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このページに関するお問い合わせ

消防本部予防課
電話:058-382-3137
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