上水道汚染について

ページ番号1019200  更新日 令和5年8月24日

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提案

 新聞等で報道された各務原市上水道。市民の安心安全のために原因と対策を早急に発表願いたい。
 7月31日に議会で報告されたようですが、まだまだ情報共有されるべきことが不十分だと思います。基準値を超えても市民に知らせなかった考えは理由はあるにしても正しかったのか、不都合は隠していないのか、水質浄化のための暫定対策する期間があったはずなのに何をしていたのか、血液検査して安心してもらう必要があるのに対策がないって理由でそのまま何もしなくていいのか、三井水源地と西市場水源地の水道供給網の重なり合っている地域はないのか等々疑問だらけです。緊急事態ですので、対応よろしくお願いします。
(令和5年8月1日受付 仲野 和幸さん)
 

回答

 三井水源地の地下水における有機フッ素化合物(PFOSおよびPFOA)の濃度が、国の示す暫定目標値1リットル当たり50ナノグラム以下に達していないという事案が令和2年11月に市が行った水質検査にて判明しました。市民の皆様に多大な不安やご心配をおかけすることとなり、大変申し訳ございませんでした。
 公表が遅れたことにつきましては、
・人体に及ぼす影響に関する確定的な知見がなかったこと。
・水道法に定める水質基準については、当然にすべての項目を遵守していたこと。
・国内において、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例が未だ報告されていなかったこと。
・十分な対応策がないままに市民に公表することによって、かえって市民の不安を煽るおそれがあったこと。
などによるものです。これらの事情を総合的に勘案した結果、数値の高い取水井の停止措置や、数値の低減策の検討を優先して行っておりましたが、市民生活に直接影響を及ぼす水質の問題については、仮に、十分な対応策がなかったとしても、速やかに公表すべきであったと深く反省しております。
 原因と対策についてですが、原因につきましては、本市のみならず全国的にも特定をするには至っておりません。また、人の健康に対する影響の有無や、どの程度の量により影響があるのかについての確定的な知見がないことから、現在のところ、市で血液検査を行う予定はございません。
 対策につきましては、遅くとも12月末にはPFOSおよびPFOAが国の示す暫定目標値以下となるよう活性炭による浄化システムの整備を進めております。
それまでの間、ご不安な方は活性炭による除去機能を備えた家庭用浄水器やミネラルウォーターなどでの対応をお願いしたいと考えております。
 また、三井水源地半径500m以内の井戸と市内全域に設けた95カ所の水質観測井戸の水質調査を行い、9月下旬には結果が判明する予定です。工事の進捗状況や水質調査結果等につきましては、判明次第、速やかにウェブサイト等で皆様にお知らせしてまいります。
 なお、三井水源地と西市場水源地の水道供給が混ざり合って供給されることはありませんが、地区によっては水道供給網が入り組んでいる箇所がございます。ウェブサイトで配水区域図を公開しておりますが、区域の詳細など、ご不明な点は担当窓口までお尋ねください。
 一刻も早く市民の皆様に安全な水をお届けできるよう全力で対応を進めてまいります。
(担当課:水道施設課 電話:058-383-7115)

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電話:058-383-1884
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