三井水源のPFOS、PFOA検出について

ページ番号1019289  更新日 令和5年9月8日

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提案

 三井水源のPFOS、PFOAが検出された件、お伺いします。
 1.今回の件、なぜ2年半もの間、行政では把握していたにもかかわらず、市民に知らせてくらなかったのでしょうか?
ホームページを拝見すると、解決策をまとめてから市民に公表すべき、混乱を与えるだけとありましたが、理由は後からいくらでも言えます。隠蔽していたのでしょうか?改善策を検討することだけで数年かかったということですか?このようなことが分かった段階で市民に知らせ、検討段階のことも含め市民にどんな状況かを伝えてほしいと思います。そしてもっと市民に寄り添った行政であってほしいです。
 2.各家庭でできる対応策として、浄水器の設置やミネラルウォーターでの代用とありました。健康に被害が出る可能性もあるとのことで、私も対策を講じたいと考えていますが、どちらにしても費用が掛かります。補助や無料提供等のお考えはございますか?なぜ、市民が100%費用を負担しなければいけないのでしょうか?
 3.住民説明会は開催されますか?先日テレビニュースで観た会見には市長はご欠席だった(私の見落とし?)と思います。ご欠席されていたのであれば、なぜですか?今回の件、住民説明会を開催していただき、市長よりお話をお聞きしたいと思っています。
(令和5年8月17日受付)
 

回答

 このたびは、三井水源地の地下水から暫定目標値を超えてPFOS、PFOAが検出されたことについて、市民の皆様に多大な不安やご心配をおかけすることとなり、大変申し訳ございませんでした。
 まず、公表が遅れたことにつきましては、
〇水道法に定める水質基準については、当然にすべての項目を遵守していたこと。
〇人体に及ぼす影響に関する確定的な知見がなかったこと。
〇国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例が未だ報告されていなかったこと。
〇十分な対応策がないままに市民に公表することによって、かえって市民の皆様を不安にさせてしまう恐れがあったこと。
などによるものです。これらの事情を総合的に勘案した結果、数値の高い取水井の停止措置や、数値の低減策の検討を優先して行っておりましたが、市民生活に直接影響を及ぼす水質の問題については、ご指摘のとおり、仮に、十分な対応策がなかったとしても、速やかに公表すべきであったと深く反省しております。
 PFOS、PFOAが人体に及ぼす影響についてコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されていますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては未だ確定的な知見がなく、現在も国際的に検討が進められています。暫定目標値である「50ng/L」は、体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2L飲用したとしても健康に悪影響が生じないと考えられる水準として設定されたものです。これまで国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。これらのことを総合的に勘案した場合に、三井水源地からの水道水を使用し続けたとしても、ただちに健康に悪影響を生じさせると断定することはできません。
 したがいまして、個々の世帯に対して浄水器の配布または補助をすることは考えておりませんが、活性炭による浄化システムの実証実験を既に着手しており、9月末までに本格稼働できるよう現在工事を進めております。
 最後に、市民の皆様への説明については、広報紙8/15号、9/1号と同時配布のご案内でお知らせした他、8月17日に市長出席のうえで岐阜県と合同で記者会見を行いました。また、PFOS、PFOAの数値が暫定目標値以下となるように、活性炭による浄化で、数値の低減対策に全力で取り組んでおり、その経過については随時、市ウェブサイト、広報紙、回覧等で報告を行いますので、現時点では説明会という形での実施は予定しておりません。
 なお、市ウェブサイト、広報紙、回覧等に記載のない件については、下記までお問い合わせくだい。
 一刻も早く市民の皆様に安全な水をお届けできるよう全力で対応を進めてまいりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
(水道水の水質に関すること 担当課:水道施設課 浄配水係:058-383-7115)
(個人で利用されている井戸に関すること 担当課:環境政策課 環境保全係:058-383-4232)
 

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電話:058-383-1884
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