鵜沼地区木曽川河畔遊歩道の抜本的整備について
提案
18年前に各務原市側からの国宝犬山城、飛騨木曽川国定公園の借景に魅せられて対岸の扶桑町より木曽川河畔のテラスノバ鵜沼インプレスに引っ越してまいりました。朝夕また四季折々の素晴らしいマンションからの眺めは本当に申し訳ないほどに有難いです。とりわけ8年前に国交省より各務原市が占用権を取得して大安寺川の歩行者専用に架橋、遊歩道の建設は更に地域の文化的、健康的な生活の向上へと繋がりとても感謝しております。素晴らしい文化的な借景を楽しませて頂くだけでは申し訳ないと、マンション内および古市場地区のコミュニティ形成も大きな目的の一つに「木曽川河畔の文化的景観を守る会」を発足しパークレンジャー活動を木曽川河畔で行っております。
しかしながら、近年の著しい気候変動によりここ数年は遊歩道冠水率が高まり、冠水の度に遊歩道に土砂が堆積し歩行困難になってしまっています。また大量の塵芥が成長した雑木や柵に絡まり折角の文化的景観が損なわれている状況。地域住民や対岸のホテルインディゴ、迎帆楼の観光客、近在近郷から訪れる方にとって各務原市側からの国宝犬山城、飛騨木曽川国定公園を中心とした借景は第一級で恐らく全国探しても此れだけ文化的価値の高い河川空間を楽しめる遊歩道はありません。冠水後の遊歩道に堆積した土砂や成長した雑木、盛夏の雑草・・・
私どもパークレンジャーとしても「ふるさとの風景は私たちで守る」の精神のもとコミュニティ形成も目的に冠水後や定期活動にアダプト活動を取り組んでおります。
今後、国交省 文化庁、農水省、岐阜県、各務原市と擦り合わせして冠水対策を目的とした抜本的な木曽川河畔整備を検討して頂けないでしょうか。対応して頂きました後は「自助、公助、共助」の精神で私ども地域のパークレンジャーで地域コミュニティ形成も目的に維持管理をしてまいります。
各務原市はもとより岐阜県、更には日本のかけがえのない「宝」のため宜しくお願い致します。
(令和6年7月3日受付 木曽川河畔の文化的景観を守る会代表 加藤広明さん)
回答
このたびは、ご提案をいただきありがとうございます。
また、日ごろはパークレンジャー活動において、木曽川右岸遊歩道の清掃や除草等にご協力いただきありがとうございます。
本遊歩道は、平成27年度から平成28年度にかけて、ライン大橋から上流へ約1,100mの区間について、美しい景観と豊かな自然に親しむことができる憩いの空間として整備しました。
その整備にあたっては、河川管理者である国土交通省をはじめ文化庁、農林水産省、岐阜県等関係機関と協議を重ね、その結果、河川区域内であることから川の流れを極力阻害しないこと、名勝「木曽川」の指定区域であることから土地の形状を極力変更しない計画とすることとされ、現況のとおり整備を行った経緯がございます。
したがいまして、ご提案内容にある、冠水対策等を目的とするような抜本的な再整備につきましては、実施の検討は困難であると考えております。
本市としましては、鵜沼地区木曽川河畔の文化的景観が常に保たれ、遊歩道を利用される方々にとって、使いやすく美しいものであり続けられるよう、地域の皆様方をはじめ、国や県とも協力し連携を取りながら、適切な維持管理に努めてまいります。
なお、冠水後の雑木等のごみや土砂の堆積が多く、清掃作業が困難な場合や、立て続けに冠水が発生した場合など、地域の方々での対応が難しい場合は、市で対応を検討いたしますので河川公園課までご連絡をお願いいたします。
(担当課:都市計画課 電話:058-383-1984)
(担当課:河川公園課 電話:058-383-1533)
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電話:058-383-1884
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