中学校の制服を個性と人格を尊重する制服に変更してほしいことについて

ページ番号1017466  更新日 令和5年4月12日

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提案

 現在、各務原市でも、件名のような希望を実現されている中学校がありますね。蘇原中学校です。私は偶然、蘇原中学校のそばを車で通りかかった時に、下校する中学生の子達が見慣れないブレザー姿で、しかも女子生徒の中にはスラックスを着用している子達までいるのを見て、大変大きな衝撃を受け、忘れられないのです。うちにも娘がおり、ぜひ娘の通う中学校でも蘇原中学校の様な、女子もスラックスを着用できる制服を採用して頂けないかと強く思うのです。娘の通う予定の那加中学校は、従来からの制服で、女子はセーラー服を着用することになります。しかし、セーラー服の下に穿くこととされているスカートは、冬場は例えタイツをはいても本当にとても寒いのです。まして、スカートで自転車通学する女子生徒にとっては、季節に関係なく、スカートが風でめくれ上がらない様に、常にとても気を遣いながら、登下校中、自転車をこぎ続けることにもなります。風を受けながらの片手運転です。
 娘に蘇原中学校の新しい制服について話してみたら、自分たちの制服も同じように変更され、女子でもスラックスを選べる様になったらよいなと言っております。私は、知人で蘇原中学校に通われるお子さんを持つ保護者の方に、地域の保護者の方々の反応を尋ねてみました。すると、当然賛否両論ある様で、特にお下がりの制服を着る予定だったお子さんをお持ちの保護者の方々には、あまり喜ばれなかったと伺いました。私もその方々の気持ちはよく理解できます。制服が変更されれば、一時的に、そういったご家庭も、一定数発生することは避けられないでしょう。けれども、一時的に発生する「お下がりを利用できなくなり不便を感じる方々の意見を汲み上げる事」と「生徒の約半数を占める女子生徒達が少しでも安全に登下校でき、且つ、体を冷やしすぎて不調となっても、なおまだスカートを穿かざるを得ない不便さから解放される事」と将来的に見てどちらが子ども達にとって喜ばれるでしょうか。学校は子ども達の為のものですから。
 ところで、隣接する関市では、2023年4月1日から、「夢プロジェクト」として市内中学校共通の制服がスタートします。関市民の保護者の方に伺ったところによると、このプロジェクトの発端は「どうしてもスカートを穿きたくない。」と言うトランスジェンダーの女の子がいた事で、市内に何人か同じ意見を持つ女の子達がいることも判明したため、実際に制服変更に向けたプロジェクトがスタートしたとのことでした。各務原市は子育て支援事業にさまざまな形で力を入れてくださっており、大変感謝しております。そこで、ぜひ、中学校の制服にも目を向けて頂けたらと思います。各務原市内にも個々のさまざまな理由からスラックスを選択したいと密かに思いつつも、声を上げられずにいる女の子達が大勢いると思います。関市では制服のデザインも3種類の中から市民が投票で選び大変だったそうですが、各務原市の場合はすでに蘇原中学校の制服があり、その手間も省けます。関市では各中学校の区別は、ネクタイやリボンの色で区別されているので、仮に市内で転校しても、制服が変わらない為、保護者の方も喜んでみえるそうです。ぜひ、各務原市でも、中学校の制服を関市の様に変えて頂けます様お願いいたします。
(令和5年2月14日受付)
 

回答

 このたびは、中学校の制服に関するご提案をいただきありがとうございます。
 市内中学校の制服については、寒さへの対応やLGBTQ等への配慮が必要であるというお考えをお持ちの方が、一定程度いらっしゃることは理解しております。そのため、ご提案いただきました中学校の制服の変更につきましては、蘇原中学校の様なスラックスを選択できる制服への変更や、関市の様な制服の市内統一化も含めて、市内中学校と検討してまいります。
 今後も、子どもたちの学校生活が安全でより充実したものになるよう取り組んでまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
(担当課:学校教育課 電話:058‐383‐1118)
 

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