タブレットで学ぶコンテンツ作りおよび時間差少人数登校による体育の実施について

ページ番号1006309  更新日 令和3年2月12日

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提案

 外出自粛を解除するきっかけ・根拠をいつ、誰が責任を持って発せられるか、と考えた時、なかなか解除には踏み切れないのではないかと考えます。または、感染者の確認数が増えればまた自粛をする、というような条件付きになるのではないかと思います。
 そうなれば、休校が長期にわたると想定できます。いっそ、学校再開ができなくても学習機会を確保できる仕組み作りを加速させてほしいと思います。先日、各家庭におけるICT調査がありましたが、その状況に応じてまずは、ICT環境にない家庭に優先してタブレットの貸し出しを早急に手配してほしいです。そして、休校のこの機会に先生方にはコンテンツ作りを業務として行って欲しいです。内容は各校に分担し、那加、蘇原、鵜沼、等々1校につき、作り上げる教科を決め、各学年分を制作してもらう。(当面1学期分)それを順次オンラインにて配信すれば家庭において先生の授業が受けられます。始めるうちに課題も見つかるでしょうから、一気に全部を作らず、どんどん中身をブラッシュアップさせていく。双方向での対話もできるよう、ZOOMや、チャットを利用するなど。取り組んだプリントなどは、学校ポストなどを作り、そこに投函してもらって、先生が添削したり、交換日記のように対話してまた家庭に投函するなどする。
 また、時間差小人数登校を検討してほしいです。子どもたちが体を動かすということも、「健全な心身を育む」として市は子どもたちに保証する必要があると考えます。三密が感染のリスクであるなら、校庭で広く間隔をあけて運動したりすることは、各段にリスクは低いはずです。「絶対に感染しない」ということを目指さずに、「リスクを抑えながらも健全に成長をする機会を確保する」という指針の下に、各学年1学級ずつを時間差登校し、屋外で体を動かす(体育として)というカリキュラムを検討してほしいです。もちろん、健康面で不安がある家庭の参加見合わせは可。また、日中の登校については、家庭・地域で見守る、ということで、地域で子どもたちの学習・保健を支えて欲しいです。ご検討の程、よろしくお願いいたします。
(令和2年4月16日受付 井川 香苗子さん)

回答

 このたびは、市長へのご提案をいただきありがとうございます。
 現在、義務教育の特性に鑑み、現存のシステムを活用して、学校と家庭、教師と子どもたちのつながりをもち、主体的な生活や学習を促す支援を始めております。
 一つ目のご提案のタブレットでの学習については、タブレット導入に向けて準備を進めている段階であり、今すぐ必要な子どもたちに貸し出しが行える状況ではありません。
 また、先日、各家庭のICT環境に関する調査を行ったところ、「パソコンまたはタブレットでホームページの閲覧ができ、文書等の印刷も可能」と回答した家庭は約半数でした。
 そこで、既存の学校ホームページやすぐメールを用いて「文部科学省 学習支援コンテンツポータルサイト」「岐阜県教育委員会 GIFU Webラーニング」など、小学校1年生でも利用可能なサイトやコンテンツを紹介しながら、環境が整っていない子どもたちには、家庭訪問などで学習プリントの配布などをして、どの子も取り組むことができる学習面での支援に努めております。
 更に、自ら家庭での過ごし方を考えられるように「家庭学習プランニングシート」などを用いて、生活面でも支援を行っております。子どもたちが休業期間中においても学校とのつながりが保てる事を大切にして、多様な方法を組み合わせて取り組んでいるところです。
 二つ目のご提案の時間差少人数登校については、子どもたちが集団で生活する学校において、大規模な感染を予防するために臨時休業期間の延長を決定いたしましたので、感染拡大状況の現時点では難しいと考えております。
 ただし、前述のとおり「子どもたちと学校とのつながりづくり」ということも大切に考え、状況が良くなった折には、個別に連絡を取り必要に応じて部分的に登校するなどの対応も実施していきたいと考えております。
 このたびいただいたご意見も参考にしながら、まずは子どもたちへの感染拡大を防ぐことを最優先し、さらなる支援の在り方を模索していく所存です。
(注)新型コロナウイルス感染症の状況は日々変化しており、上記は回答日(4月28日)時点での内容となります。
(担当課:学校教育課 電話:058-383-1118) 

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