学校の簡易給食について

ページ番号1006316  更新日 令和3年2月12日

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提案

 子ども達は未曽有の長期休業の中で学校再開を心待ちにしていました。今、元気に登校する様子を見て胸に迫るものがあります。その中で子ども達の楽しみの一つでもある学校給食について疑問に思うこととご検討いただきたいことがあります。
 6月9日の出来事です。分散登校で午後1時に下校しました。給食のナンが小麦粉を水で溶いてのばしただけみたいで、ジャムをつけても牛乳で飲み込んでも食べられず、多くの子が残したと子どもが訴えました。
 5月21日に保護者宛に市教育委員会から学校再開後の給食についてのメール配信がされました。当面の間は個包装された主食、牛乳、デザートなどのメニューとなり、コストが高いため登校しない日の給食費の返金はありません。云々
【検討していただきたい事項】
(1)15日から通常の給食にすることは不可能だったのか。なぜ、22日からなのか。
(2)17日から副食材が一品増える理由は何なのか。
通常授業が始まる15日からにはできなかったのか。副食材は個包装でないのか。
(3)簡易給食の内容を決定したのは誰なのか。
子ども達が食べ残したというナンは試食したのか。ナンとイチゴジャムの組み合わせは誰の提案か。
(4)給食費の返金無しの通達が先で、コスト面と内容についての根拠となる金額の開示説明はあるのか。
通常でもジャムやゼリーは個包装であり、主食のパンとナンを個包装の物にするコストは2日分の給食に相当するものなのか。
(5)簡易給食の内容が緊急事態とはいえ拙速ではなかったか。今後第二波に備える対策として改善の余地はあるのか。
 空腹であるのに残さざるを得ないものを給食とし、午後の授業を16時まで受けさせることが子どもにとって苦痛でないと言えるでしょうか。
 コロナ禍で多くの我慢を強いられた子ども達にこういう状況だからやむを得ないではなく、喜びに繋がる対応を考えてやれる大人および教育者であることを願います。
 (令和2年6月12日受付)

回答

 このたびは、市長へのご提案をいただきありがとうございます。
 学校再開後の給食については、岐阜県教育委員会が発出した「学校再開ガイドライン」に、食品などを介して飛沫が口に入る可能性があることから、「可能な限り品数の少ない献立を提供すること」と留意事項が示されています。
それをふまえ、簡易給食の内容は、5月15日に6月1日からの学校再開が決まり、限られた時間で約12,000食を確保するよう努める中で、給食センターの栄養教諭や単独調理校の献立作成委員会において決定したものです。
 また、児童生徒が久しぶりの学校生活に慣れた上で新しい生活様式を体得するには、学校の再開を段階的に進めていく必要があります。そこで、学校給食についても、6月の再開から第2週までは、感染防止とスムーズな配膳を考慮して、個包装の特別献立としました。この期間は、教職員が配膳し、児童生徒は手洗いや会話を控えた食べ方を習得することに専念することとしました。そして、一斉登校が始まる3週目からは、コロッケなどのつけ分けが必要な一品を加え、徐々に児童生徒が感染防止に配慮しながら配膳する事を身に付けられるように、4週目からは、一定分量をつけ分ける汁物などを追加して通常と同程度の献立にし、児童生徒に無理なく給食を提供できるよう配慮したものです。
 給食食材、献立については、児童生徒の健康を鑑み、食塩の摂取量についても配慮しています。ご指摘のナンについても食塩の摂取を控えるため、無塩のものになります。
 給食費については、献立の内容や野菜などの価格によって変動するため、年間総額を10カ月間に分け、月ごとで算出しています。今年度は、夏季休業日が短縮され、給食日数が増えることもあり、年間を通して安定した給食を提供するため、分散登校中の給食費返金は行わないこととしました。
 今後も、児童生徒の楽しみがふくらむメニューを工夫しながら、安心・安全な学校給食を提供できるよう努めてまいります。更に、第二波に備える対策についても検討してまいります。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
(担当:学校教育課 電話:058-383-1118) 

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