令和2年1月1日(年頭あいさつ)
令和2年 市長年頭あいさつ
新年おめでとうございます。
市民の皆様には、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
つながりづくり
平成27年度に新たにスタートした、まちづくりの指針「各務原市総合計画」。市民の皆さんと夢や目的を共有し、すべての人が生きがいをもって、いきいきと輝き、「笑顔があふれる元気なまち」を目指してさまざまな施策を実施してきました。
令和の幕が開いた昨年は、この総合計画の前期基本計画の最終年度でもありました。これまでの取組の成果を検証し、市民の皆さんや各種団体、企業の方との対話から得られた声を踏まえ、この先の5年間の方向性を定めた後期基本計画を策定しました。
築き上げてきたものを生かしながら、人口減少・少子高齢化の進展などの社会情勢の変化にも対応できるよう、「つながりづくり」を大切にした施策に力を入れ、「しあわせが実感できるまち」の実現に向け、着実に歩みを進めていきます。
地域力の強化
核家族化や価値観の多様化、市民ニーズの複雑化などにより、行政の役割は大きくなっています。今後、想定される諸課題として、地域社会の担い手の減少、子育てニーズや介護などへのきめ細かな対応、健康寿命の延伸、空き家対策などを挙げることができます。これらの課題解決のためには、ますます地域との連携や、皆さんの主体的な活動が不可欠となってきます。今後は、「地域力」の強化を積極的に進め、地域と課題を共有しながら、支援策を講じていきます。
まちのにぎわい創出
学びの森や市民公園一帯で開催しているイベント「マーケット日和」。昨年も市外県外から多くの方に足を運んでいただきました。
「人と人とのつながり」の進化が、まちの活力につながります。「新たな出会いの場」として定着したこのイベントを大切に育てていくとともに、緑豊かなこのエリアで、コミュニティーの場として活用できる方策の検討を進め、まちのにぎわいの創出につなげていきます。
自分らしく輝く
高齢の皆さんが年齢に関わりなく活躍し続けられる、「生涯現役社会」の実現に向け、さまざまな事業を実施しています。これまでの経験や知識を発揮して活躍する姿が、随所にまちのにぎわい創出見られるようになってきています。軽スポーツなどを通して健康増進を目指す方への支援のほか、「まだまだ働きたい」という声に応えられるよう、専門スタッフを配置した就労相談窓口を開設し、さまざまなニーズに耳を傾け、就労へとつなげる事業も軌道に乗ってきました。今後も、さまざまな人や団体が活躍できる土台作りに力を入れていきます。
今年は、夏季オリンピック・パラリンピックが56年ぶりに日本で開催されます。聖火リレーが市内を通るなど、スポーツが脚光を浴びる一年になります。スポーツに親しみながら、健康づくりができる施策にも力を入れていきます。
安全・安心なまち
お墓の承継に不安を抱く方が増加するなど、墓地へのニーズは多様化しています。そのような中、昨年には合葬式墓地が完成しました。早速、多くの方からお申し込みいただき、安心して住み続けられるまちとして、また一歩前進しました。
そして、昨年は台風や豪雨などによる自然災害が多く発生し、全国各地で甚大な被害が発生しました。災害は「いつか起こるかもしれない」ではなく、「必ず起こる」という心構えで、災害に対する備えを充実させることが非常に重要です。あらゆる災害に迅速に対応できる体制の強化を目指した訓練、さらに、自助、共助の要となる市民の皆さんの防災意識の向上に向けた取組に力を入れていきます。
災害対応の拠点となる新庁舎の建設工事も順調に進み、令和3年度の高層棟の完成、そして、その翌年度の全面完成に向け、着実に進めていきます。
今年も市民の皆さん、自治会、各種団体、NPO、企業、行政の「オール各務原」で知恵を出し合い、つながりを深めながら諸課題に全力で取り組んでまいります。
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