令和5年1月1日(年頭あいさつ)
令和5年 市長年頭あいさつ
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまには、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
ウィズコロナ「新たな時代」
昨年もコロナ禍の影響は大きく、「コロナとともにある」1年となりました。これまでは、感染拡大により中止してきたイベントなどもありましたが、感染防止対策を十分に講じ、工夫を凝らした「新たなスタイル」で実施した事業も増えてきました。3年ぶりのイベントも多く、たくさんの方で賑わう様子に、「新たな時代」への期待の高さを感じました。
ウィズコロナの時代においても、人とのつながりづくりを軸とした事業を展開し、活気あふれるまちづくりを進めていきます。
にぎわいの創出
気軽に参加できる「おさんぽマルシェ」を、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)などで、年間を通して開催しました。市内観光施設への誘客や出店者への支援を通して、にぎわい創出につなげています。
また、リニューアル後の来館者数100万人を達成した空宙博では、今年3月、「F-4ファントム」が新たに、展示機に仲間入りします。より魅力ある施設へと進化を続けます。
いつまでも元気に住み続けられる
高齢化率が高い鵜沼南エリアにおいて、令和2年10月にスタートした「チョイソコかかみがはら」。昨年10月、新たに「須衛・各務・八木山エリア」の運行を開始しました。運行ダイヤの設定がなく、自由に予約できる便利さから、多くの方に利用いただいています。
そして、健康寿命の延伸を目指した「フレイル予防事業」では、高齢の方の運動習慣の定着を図るため、ICTを活用したウオーキング事業を実施しました。今後も運動や食生活の改善、外出の促進などの取り組みにより、健康増進やフレイル予防を推進していきます。
災害に備えた安全・安心なまち
昨年も全国各地で自然災害が起きる中、市内でも豪雨の影響により、河川の急激な水位の上昇や土砂災害の危険性が高まるなど、緊迫した状況が発生しました。災害は、「来るかもしれない」ではなく、「必ず来る」という認識のもと、日ごろから、あらゆる災害を想定した訓練を積み重ねるとともに、関係機関との連携の強化を図りながら、災害に強いまちづくりを進めていきます。
また、小学生を対象とした防災教室や、自治会や団体への防災出前講座などを実施し、より一層、防災に対する意識の向上を図るとともに、地域の防災リーダーの育成を努めてまいります。
将来を見据えた大規模事業の推進
現在、「新特別支援学校」や「新総合体育館・総合運動防災公園」などの大規模事業に取り組んでいます。令和7年度の開校を目指している新特別支援学校は、建設地となる鵜沼羽場町2丁目地内の用地取得を完了し、造成工事に入りました。新総合体育館・総合運動防災公園は基本計画を策定し、今後は整備に適した事業手法を検討していきます。
市民の皆さまの期待にしっかりと応えていくため、長期的な視点を持った行財政運営にも目を配りながら、着実かつ堅実に事業を推進してまいります。
迅速かつ適切な市独自の支援策
長期化するコロナ禍に加え、原油価格や物価の高騰など、市民の皆さまの暮らしや、事業者の方の経営に大きな影響を及ぼしている中、市では、「各務原市プレミアム付商品券事業」を実施し、生活支援と市内の経済活動の回復を図ってきました。
また、中小企業などの事業者の方を対象に、エネルギー価格の高騰による影響を少しでも緩和するため、幅広く支援を実施しています。
今後も社会情勢を注視し、国や県の支援策の「隙間」となる部分について、市独自の支援策を迅速かつ適切に実施し、市民の皆さまや事業者の方の安心へとつなげていきます。
市制施行60周年 持続可能な未来へ
今年は、市制施行60周年の記念すべき節目の年です。今秋、全面完成を迎える新庁舎とともに、新たな歴史を積み上げていきます。
そして、持続可能な未来に向けて、引き続き、時代の変化を敏感に察知し、既存の形にとらわれることなく柔軟に対応していきます。さらに、新しいことにも果敢にチャレンジしながら、しあわせを実感できるまちづくりを全力で推進してまいります。
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