熊田山北古墳群発掘調査の現地説明会を実施(9月12日)

ページ番号1007897  更新日 令和3年2月12日

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市埋蔵文化財調査センターが実施している、熊田山北古墳群発掘調査の現地説明会が行われました。

市内初めての出土遺物を確認!

説明を聞く参加者の写真

蘇原東栄町、蘇原東島町の熊田山の山頂から北麓に分布する熊田山北古墳群は、かつては41基が存在したといわれています。現存する7基の古墳のうち、山頂付近の4基について、市埋蔵文化財調査センターが発掘調査を実施。その結果、1基の古墳で未盗掘の埋葬施設が発見され、副葬品として納められたさまざまな鉄製品が確認されました。副葬品には、鉄製の直刀や矛、鏃(やじり)などの武器のほか、ガラス玉や、市内では初めてとなる鎹(かすがい)が出土。鎹は、板と板を連結するためのコの字形をした金具で、遺体を収めた木製の棺に使われたものと考えられます。

この日行われた現地説明会には、約110人が参加。参加した女性は、「娘が小さいころに、この辺りでよく遊んでいました。近くに古墳があったなんて知らなかったです」と驚いた表情をしていました。

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